「新……」 あたしがブランコの前まで行くと新は逃げようともせずブランコを止め、座ったまま無言の圧力をかけていた。 だけどあたしは気にも留めずに口を開く。 「久し振りだね、新…」 「……」 「何処にいたの?心配したんだよ…?」 「……」 「何で電話出てくれなかったの?あたし、何回も電話して……「うるせぇな」 新があたしの声を行き成り遮る。 「誰が電話しろっつった…?誰が心配してくれって言ったよ?!あ゛ぁ?」 「……っ!」 新の悲痛な声に、あたしは声が出なかった。