俺の様子に気づいたのか、立花もドアの方を見る。 「ヤだ...見てたの? まぁいいわ♪ じゃぁ、約束通りにするから♪」 キスが出来たから、満足した様子でこの場から去った。 重く、冷たい風が吹く。 「どうして...キスなんか...」 軽く放心状態の瑞希。 ...なんで、そんなこと聞くんだ... どうせ、聞いたって...、彼氏のいるお前には...... 「関係無いだろ」 彼氏がいるのに、俺に聞くことに苛立ち、この場から離れた。