クール×彼 Ⅲ



『夏樹』


私は、はっきりと、夏樹くんの目を見て言った。


「…っ//////」


すると、夏樹くんの顔は真っ赤になった。


「な、夏樹くん!?
どうかしたのっ……んっ」


「ばーか、『夏樹』だろうが」

「~~~~~~っ」


夏樹くんの軽いキスを受け、今度は私の顔が真っ赤。


「今度『夏樹くん』とか言ったらバツゲームとして、またキスするから」

「………ぇ!?」


そんなの…バツゲームになってないし。
夏樹くんのキスは安心できるものなのに……

そして、私は
ずっと気になっていた事を聞いてみる事にした。



「どうして、あの時以来、手も握ってくれなかったの??」