「あの…き、期待させないでください!あたし…あたし…」 すると唇にスッと人差し指が当てられた。 これ以上言うな、そう諭されたようだった。 「雅ちゃん…俺はね、いろんな女の子とキスもするし、セックスもする。だけど、心は誰も映してないんだ」 榊さんの瞳が一瞬揺れた。まるで、そんな自分に絶望してるみたい。 「誰も愛せない。誰も守りたいと思えない。そういう行為と恋愛が結びつかないんだ…」