「翠、お前ほんと懲りないな」 あたしの腕を引っ張ったまま、きょーが口を開く。 「な、何が?大体なんでこんな時間にいんの」 そうだよ、まだ学校は終わってないはず。 「しらばっくれんなよ。ノブからお前が帰るって連絡きたから急いで来た」 なんか変に期待しちゃうよ、やめてほしい。きょーは秋歌とくっついたんじゃないわけ? 「・・・あたし帰りたいんだけど」 このままきょーに流されたくなかったあたしは急に立ち止まってみせた。 「・・・やだね」