「桜、おはよ」 「おはよう!」 いつもと変わらない朝。 幼馴染と分かれ道までを歩く。 聡のノロケ話や男子校はむさ苦しいとか他愛のない話。 この時間があたしに"日常"を感じさせてくれる。 「あ、留美!」 噂の彼女が可愛らしくコンビニの前に立っていた。 「ごめん、桜!こっからは留美と行くわっ」 「おう、精々フラれないようにね!」 「わかってるっつの」 まっこの1ヵ月後、見事に聡はフラれるんだけどね。 当たり前だけど、このときはそんなこと誰も知る由もなかった。 「さて、行きますか」