何してんだろ、俺。 「ねぇ…慎太郎、」 目の前には、半年前に告られて付き合った彼女。ひどく泣きそうな顔をしている。 「…あたしのこと、好きじゃなくなった?」 あぁ、もう最悪。はっきり言えよ、俺! 「ごめん。…ずっと忘れられない人がいるんだ」 この言葉を言うのは初めてじゃない。いつだって俺はこうやって誰かを傷つける。 「なにそれ…だったら最初から受け入れんな!馬鹿!最低!」 同時に殴られた頬が痛い。走り去る彼女に、ホッとする。…こんな俺、死ねばいいのに。