「あっ! あの星、流れそう」 えっ!?マジで? このタイミングで… って、話逸らされちゃってるけど まぁいいか。 「どの星ですか?」 「あの星だよ」 指をさす彼。 よく分からない私の視線は 彼の指に誘導されて 気づけば… 彼との距離近っ!! 「紗英ちゃん…」 その声に首を傾げながら彼を見上げる。 その直後… 私の唇に柔らかい感触。 触れるだけのキス… …何が起こったの? 放心状態の頭で彼を見つめる。