「車を降りて見ていいですか?」 彼を見て尋ねた時、 シートから体がはみ出している分 彼との距離が近いことに気がついて、心臓は跳ね上がる。 そして、暗闇に目が慣れ 「いいよ」 彼の柔らかい笑顔が見えて それが、私の胸を高鳴らせた。 車を降りると 私の視界一杯に広がる 煌めく宝石が散りばめられたような光の集合体。 その夜景は、私が行ったどこの夜景よりもキレイで… って アレッ!? ちょっと待った〜!!