「後ろ見て?」 はいっ!? うっ、後ろですか〜? その言葉に先ほど入った全身の力が抜けていく。 そして、私は彼に言われるままに シートから体をはみ出し腰を捻る うわぁ〜 キレイ。 私の目に映ったのは 車のガラス越しに見える見事な夜景。 「すごい!!凄く綺麗」 言葉を探す前に 私の口から自然とこぼれて、 笑顔も広がる。