翌朝
目覚めた私は何故かスッキリ。
なんて爽快な気分!
あの男が私を誘うまでに時間がかかった分、何となく嬉しいじゃない?
楽しみは待てば待つほど大きくなるものなのかしら!?
さて、ここからが本番!!
お昼はいつもみたいにメールを打って
送〜信っと。
「紗英、
何か嬉しそうじゃない?」
怪訝そうに私を見るミナ。
あらっ!?
ミナにも分かっちゃった?
だって、ようやくあの男に蒔いた種が芽を出しかけたのよ。
ってことは、もう私の手のひらに乗ったも同然。
私の手の上で転がされていく男を見るなんて楽しいじゃない。
あの男がどんな風に落ちていくのか見ものだわ。


