恋愛ゲーム



ベッドの上でゴロゴロしながら
漫画を読んでまったり中。


突然、鳴り出す携帯電話。



只今の時刻

PM 10:30



全く誰だよ!!

私のまったりタイムを邪魔する奴は…


まぁ、でてやるか。


「もしもし」

私が不機嫌に着信をとると

『あの…佐伯さん?』



もっ、もしや!?



その声は“明智春馬”



液晶みてからでれば良かった。

思いきり不機嫌にでちゃったよ…



「明智さんですか?」


よそ行きの声に切り替える。


『今、大丈夫だったかな?』

「大丈夫ですよ。
部屋で本を読んでいただけでしたから」


部屋で読書なんて
清楚な私のイメージぴったり。

例え漫画でも立派な本だもんね。



『今日のお昼にメール来なかったから、何かあったのかと思って…

俺も今日は仕事がバタバタして出来なかったし』


おっ、引き作戦上々じゃん?



「それで、わざわざ?」

『迷惑だったかな?』

「とんでもないです。
明智さんの声が聞けて嬉しいです」



そうして、一時間近く他愛ないおしゃべり。