『もしもし、紗英ちゃん?』
「はい…」
トーンが少々低めな私。
『久しぶりだな。
声に元気ないけど大丈夫?』
そんな私とは裏腹に
アナタの声は随分、清々しいですね!
“元気ない”って
一体、誰のせいだと思ってんの!?
「大丈夫ですよ〜
元気ありあまってますから」
今度は明るい声を出す。
『ずっと連絡出来なくてごめんな
実は、大きな仕事を任されて
忙しかったんだ』
「そうなんですか」
『それで土日も返上で仕事してたんだ』
「大変ですね。お疲れ様です」
『本当に疲れとれない。
おまけに、紗英ちゃんからも連絡なくてさ』
力なく言う明智さん。
わっ、私のせいですか!?
明智さんだって、いくら仕事が忙しいと言えども連絡くらい出来たでしょ!?
「すみません…」
って、
何で私が謝ってるの!!


