お昼時
キャンパスを一人で歩いていると
私を呼ぶ声。
「な〜んだ圭人か」
振り返ってガッカリな私。
「“なんだ”はないだろ」
「だって圭人なんだもん」
その顔、見飽きてますから!
「しっかし、なんちゅう顔してんだよ」
やっぱり分かる?
確かに化粧のり悪いし
クマも隠しきれないけど…
そんなに酷い顔してる?
寝不足なのよ〜
「元々こういう顔です!」
「紗英のことだから、おおかた朝までDVD見ながら漫画を読んでたんだろ?」
さすが圭人クン。
“ご名答”と言いたいとこだけど
残念!!
私だって、いろいろと…
「違います!」
「まぁ、そういう事にしといてやるよ」
何でも知っているような顔しないでよね。
なん〜か、圭人にまで腹が立ってきた。
「っで、何の用?」
私は不機嫌に圭人に尋ねた。


