「ねぇ、明美。
どっち路線で行こうかな?」


「どっち路線?」


「うん。 大人風で行くか、
ギャル風で行くか。
また仕事に影響したら
ヤバイからさぁ・・・」


そう、由梨は大好きな彼のために
ギャルをやめた。
社会人の彼に釣り合うように
髪は黒のロングにし、
服装も大人な感じになった。


でも、彼が

「今しかできないんだから、
由梨の好きな格好にすればいい。」

そう言ったから、由梨はまた
ギャルの格好に戻したんだ。