「そう言えば…今回の依頼で面白いのがあったぜ」 「なに?」 「大人を殺せる銃をください、ってな。親が死んで親戚に引き取られたんだが、妹が苛められるから、そんな大人を殺せる銃をくださいってな」 「渡したの?」 「あぁ。今頃あいつはどっちのリストに載ったんだろうな」 親戚殺しで悪い子供か 妹を守って良い子供か それは死神が判断する事だと、男はシチューをすすりながらテレビを見て笑っていた。