私は新しい制服の
採寸を済ませて、軽い足取りで
合格報告のために学校に戻った。


あぁ、早く純くんに合格を伝えたい。


…そしたらきっと純くんは
いつもみたいに微笑んで
「おめでとうございます」って
いってくれるんだろうなぁ……



私は合格したから
とゆうより
純くんのことを考えて
にやけながら教室のドアをあけた。


「おー、あきー、おめでとうっ」

私は教室のドアを開けてすぐ
友達からの祝福の言葉をあびた。


不合格のひとは
制服の採寸がないため
もっと早く学校に帰ってきてるから
この時間に帰ってくるだけで
合否がわかるみたいで。


「うん♪ありがとっ」
私は久しぶりの
心からの笑顔で答えた。



―…そのときはそれが人に嫌な思いをさせてるなんて思わなかったんだ。