学校にいくのが辛くなった私には
塾がとても心休まる時間だった。

でも、いつもみたいにへらへら笑えていなかったみたいで。


「あき!?なーに暗いかおしてんだよっ!!」
って空が心配してくれた。


「あのね…」
私は空に全部を話した。


奈菜と喧嘩したこと、
それを後悔してること、
相談相手がわからないこと…

すると空はあったかい言葉をくれた。
「あきは悪くねーよ!!
ってか純くんに相談したっていいと思うよ??
…だってそんなときに頼れるやつなんだろ??無理して諦める必要ねーじゃん」



あ…そっか…
無理して諦める必要ないんだ…

空は私のことを肯定してくれて
何よりおっきな答えをくれて…………


私は大好きな友達の大切さを実感した。

そして推薦入試2日前の今日。

私は純くんのことを諦めることをやめた。

…だってきっと恋と友情は共存できるから。