家にかえってすぐ、
私はベッドでうずくまって
また泣いた。

…別に泣きたくて泣いてる訳じゃない。
でも涙が止まんないんだもん。

くるしいよ。


体中が泣いてるみたいに
私の体は自分でもビックリするくらい重く感じた。


…こんなにだいすきだったんだなぁ………

……でも、
「いま聞かなくても返事は変わらない」っていうのは
あたしの恋は実らないってことでしょ??


…諦めなくちゃ。

前に進まなきゃだよ…ね??


あぁ、純くん…
ほんとに、ほんとに

大好きでした。


…でも…もう諦めるから
もう少しだけ待ってね??


私はその日から
あの交差点を通るのをやめた。

その日から純くんに自分からメールを送るのをやめた。


ほとんど純くんとしかメールをしてなかったから
私のケータイは全く鳴らなくなった。


純くんとの楽しかったメールも
いま見ると苦しくなった。
その時に戻りたくなった。


だから
消さないでと叫ぶように震えてる指をおしきって
私は削除のボタンを押したんだ。