そんな風にドキドキしていたら時間はあっという間に過ぎた。


PM5:50。

っえ??

あたしの今日の門限6:00じゃん!?

厳しい母が決めた門限は絶対だから……や、やばいっ!!!!


「あ、あのっ、あたし門限ヤバイから帰るねっ!?」


「え!!大丈夫ですか?
なんかすみません…
…きをつけて帰ってくださいね??」

先に勝手に帰るのはあたしだよ!?謝るのはあたしの方だよ!?

…こんなときまできをつけてなんて…ほんとに純くんはやさしいなぁ…

そんなことを感じながら
純くんたちにバイバイをして
カラオケ店をでた。


…って…い、急いで帰らなきゃっ!!

私は家までもうスピードで自転車をこいだ。