―…テレビの生放送でカウントダウンが始まる。

それと同時に
純くん宛の明けましておめでとうのメールを準備する。

5、4、3、2、1―…

“0”のカウントが聞こえるのと、ケータイのディスプレイに『送信完了』の文字が表示されるのはほぼ同時だった。


……やったぁ♪

毎年こみあっていて送れないあけおめメールが送れたことが、

一番最初に明けましておめでとうの言葉を彼におくれたことが、

それだけのことが、

…たまらなく嬉しかったんだ。