「お前、寝てたしな」
佑が言った。

「早く帰ろう」

最近、暗くなるのが早くって一人で帰るのが怖かったりする自分。

「お前って、アイドルとか芸能人とかに興味ないのか?」

家への帰り道、佑が私に聞いて来た。

「う〜ん あんまりないかも」
(テレビで見てれば十分って感じ!)

「俺とかあいつらの周りの女とか昔のマネージャーはアイドルとか芸能人とかに興味なくってさぁ、、、」
佑が低い声で言った。

「そうだったんだ、、、」
(そんな事があったんだ)

「だから、お前みたいな女初めてだ」
ニッコリ微笑み私に言った

「、、、ありがとう」
(、、、ドッキ、、、)

佑の微笑みに一瞬だけどドッキっとしてしまった。

「お前の家ってここ?」
佑が立ち止まる

「えっ、あ、うん。」
(もしかして佑って意外にいい人だったりして)

そんな会話をしているうちに家に着き、家の中に入った。

「腹へった〜」
居間の椅子に座りテレビを付け始める

「はい、はい」
(やっぱりさっきのは撤回)