青井くんは高校になって初めて私の名前を呼んでくれた人。 それまでクラスに馴染めないで居てくれた私を一瞬でクラスの仲間に引き入れてくれた。 とても、優しい人。 「今日も花壇の水やり?」 青井くんが荷物を机に入れながら質問してくる。(と言っても彼は置き勉と言うものをしているから荷物は極小数。) 「うん、日課だからね…」 俯きながら答える。未だに青井くんの顔を直視することはできない。 「ふーん、偉いじゃん!」 ぽんぽん、と私の頭を撫でてくれる。…これも日課になりつつあるとかは言えないな。