岡野深雪が学校にこなくなって3日目

西岡舞が転校してきて、同じ3日目

女の子の幽霊がこのクラスにすみついて、これも同じく3日目


谷口奏と西岡舞がぶつかった 必然的なことかもされない


ことの発端は、ゴミ箱に入ってた、『死ね』 と書かれた、岡野のノート
西岡が見つけてしまった

西岡舞が初めて見たこのクラスの現実

『何よ、これ』
『岡野さんって休んでる岡野さんよね』
『みんなやめようよこんなこと』

舞は大きな声で叫んだ
クラスのみんなは何も言わない、

『私、岡野のこときらいなの』

谷口奏が立ち上がり舞をにらみつけた

『嫌いって、やりすぎじゃないの、いじめってよくないよ谷口さん』

西岡舞は、谷口奏につめよりながら言った

『でも岡野って、とろくてうっとおしいよ、みんなそうおもってるよ』

谷口奏の取り巻きの女の子が
『そうよ』 と同調する

他の生徒は何も言わない
『みんな、こんなのよくないよね、みんなの声きかせてよ』

舞は、一人で訴えた

何も言わない 誰も
何も言わない


『いじめは、だめだよ』
舞は、また叫んだ
一人で

『だめだよ』

舞の言葉が空しく教室に響く