そして、以前タロー君にお詫びのコーヒーをご馳走したカフェで、私は今コーヘーと待ち合わせしている。


そしてヤツが来るまでの間、どうやってその仕返しを切り抜けようかとせっせと策を練っていた。


コーヘーのヤツ、いくら傍若無人の冷血漢だからと言って、大学生にもなってまさか血も涙も無いような酷い仕返しはしてこないだろう。


た…、多分ね…。


内心ビクビクしながら考え込んでいた私には、なかなか良い策が浮かんで来なかったんだけれど、


もしも何かされたら、とりあえずいつも通りに罵倒してやろうと心に決めた。