『共食いなら、カナも一緒に食ってやるよ。』



そう言って容赦無く伸びて来たコーヘーの腕に強く抱きしめられて、


早速窒息寸前な私なのに、


それでもその腕の強さに愛を感じてしまう私は、相当コーヘーの毒にやられてる。



ああ、キノッピー


やっぱり思った通りね。


いつも、いつまでも強引なこの傍若無人キノコーヘーに、私はどこまでも振り回されて行くのだろう。


だけど、抱き壊す程強く抱きしめる腕があるなら、


その変わらない強さがあるなら、


どこまでも一緒に、


どこまでも離れずに、


行くところまで行ってやろうじゃないか、