「フフ、懐かしいね」

空がうれしそうにしている。

「そうだな~。ていうかしゃべりかたまで
昔と同じかよ。変わったのは外見だけだな」

「そんなことないよ~?料理だって作れる
ようになったし、洗濯物だってできるんだから」

すげぇな。ぜひとも隣の家に住んでいる
幼馴染の愛奈にその腕を教えてやってくれ。

「すげえな。それにしても昔は半そで半ズボン
で俺と駈けずり回ってたのに、なんかすげえ
きれいになっちゃってから。俺は驚いたわ」

「え?ええ!!そ、そんなことないよ?
普通だよ普通!」

「健くんのために頑張ったんだよあたし」ボソボソ

「聞こえないっての」