「おはよぉ~」 「おっはぁ」 次の日。 あたしは1人で学校へ行く。 「「「「キャ─────!」」」」 相変わらず、あの黄色い声は、全く直らない。 …その"黄色い声"の真ん中。 篠塚くんは、険しい顔。 そんな顔を見た女の子達。 「怒った顔も好き~☆」 「クールなところも最高☆」 なんて言ってる。 あたしは見てみぬふりをして席に着く。 篠塚くんも教室に入ってきた。 そして、席についた。 「…よぉ」 そして、そう言った。