ジリリリイリリリリリリリイィ・・・
 
朝、目覚まし時計の音とともに目が覚めた。


もう朝か。
眠たい、気だるい・・・低血圧だし。
早く起きよう。

私は重たい体を起こして、着替えの準備をした。
学校の用意もあるな、たしか。
ネクタイは今日はもういいみたいだし。
リボンを付けていこうっと。


・・・30分後・・・・・


2階から足音が聞こえてくる。
 
亜美がリビングに下りてきた。


「おはようございます」

「あら、亜美おはよう。
 トーストとかは焼いてるから、飲み物だけ
 自分で用意してね。
 お母さん、今日会議で早くでないといけないから」


「わかった、眠いからコーヒー・・・かな?」


今だ眠たい状態で、キッチンへとコーヒーを取りに行った。


お母さんは会議か。
お父さんはいつも先に出てるし。
おにいはまだ寝てるかな?
昨日12過ぎにも帰ってなかったし。


「亜美、それじゃあ行ってくるわね!」


「いってらっしゃーい、がんばってね」


お母さんはにこっと笑い、少し手を振って出て行った。


両親の共働き。
昔からの光景、変ったのは私だけ?
高校生の自覚まだゼロに近いな。