花ちゃんに付いていく。 なんだか楽しそうで良かった。 「見てあの子達、兄妹みたいで可愛い」 「え、カップルじゃないの?」 「えー、カップルには見えないよぉ」 ベンチに座りながら 手を繋ぐカップルが 僕達を見てそう言った。 「みっくん見てほら」 花ちゃん? なんか無理して笑ってるみたい。 もしかして さっき言われたこと 気にしてるの? 僕は花ちゃんのすぐ隣に座る。 「み、みっくん……?」