放課後の教室に残ってもらった。 夕暮れで オレンジに染まった教室。 誰もいない教室に2人だけ。 僕の胸はどんどん早く脈を打って 心臓が 壊れちゃいそうなくらいだった。 「話ってなぁに?」 そう、この笑顔だ。 誰にでも向けられている このキラキラした笑顔を 僕はいつの間にか 自分だけに向けてくれたら どんなに幸せだろう。って 考えるようになっていた。