えぐえぐと泣き何が言いたいのか、何か言いたいんだろうけど、泣き声でよくわからない。
というかこの人いつまで人の上で泣くつもりだ、さすがに大学の出入り口は目立つ。
「ぶ、部長、とにかく落ち着いてまずは私の上から退いて下さい」
「俺の話を聞いて」
「私の話も聞け」
落ち着いてきたのか私の頬に降っていた涙も止まり言ってる事もしっかり聞き取れる
「避けてごめんね」
「そ」
「無視してごめんね」
「それ」
「勝手にヤキモチ焼いてごめん」
「え?」
「歌己ちゃんのタコとか思ってごめんね」
「オイ」
「好きでごめんね」
「・・」
「勝手に寂しがってごめん」
「ぶちょ」
「気持ちいっぱいぶつけてごめんなさい、自分の事しか考えてなかった歌己ちゃんの気持ちちっとも考えてなくって一人で苛立って落ち込んで馬鹿みたいに泣いてごめん」
「部長?」
またぽたりぽたりと頬に落ち始める部長の涙
「俺にはまだたくさん不備があるから、、、もっとしっかりと受け止める男になるから・・・その時また歌己ちゃんに言うね。たくさん傷つけてごめんね歌己ちゃん」
困った様に笑い、その目から降る涙
「・・・・・部長、身体の水分全部出す気ですか?」
軽く部長の目元を撫でると「ね、俺も思った」と微笑む部長に私も笑うとまた嬉しそうに私の手を取り笑う部長。
「久々に歌己ちゃんの笑った顔見た、やっぱりかわいい」
「・・・・・」
部長に捕まれていた手をサッと引く
えっと驚く部長
「とにかくここを離れましょう」
「うん、俺マスクとか部室に置いてきちゃったし手洗いたい、、、、、いっぱい(人)触っちゃった」
「めんどくさいな、付き合っちゃえよ」
「馬場ちゃんそんな女子高生みたいな事言わない」
