――……速水side *。+†*



翌日
さっそく調べを始め
とある男に電話をした。



「もしもし、速水だ」


『あ〜翔灯。例のアレ調べといたぜ』


「どうだった?」


『偶然にもあったよ。以前にも数回。それも全部同じ』


「へぇ。まぁ言われてみれば、確かに納得だ」


『でもどうすんだ?1人で殺る気かよ』


「殺るなんて人聞きが悪い。仕置きするだけさ」


『おー怖ッ。けど、あんまり無茶するんじゃねぇぞ』


「心配してくれてんの?」


『誤解すんな。この仮を返してもらう前に死なれたら困るだけ』


「はいはい。まぁなんかあってもお前が助けてくれるって、信じてるから」


『俺は、女の子しか助けないんですけど』


「名前、学年、顔写真。すべての情報をパソコンにメールしろ」


『無視かよ。しかも命令形って』


「文句あるのか?」


『イイエ、アリマセン』


「じゃあ頼んだ」


『なぁ…翔灯』


「あ?」


『場所だけ連絡しろ。すぐ行くから…』


「女の子だけ助けるんじゃなかったのか?」


『そうしたいのは山々だけど、職業柄、そうもいかないんだ』


「だろうな。まぁお前にもたっぷり仕事があるから。しっかり頼んだぞ」


『へいへい、了解です』