「てか日直の日に雨とかほんま最悪!」
とかぐちぐち言ってると
後ろから、ぱんっ!
と軽く頭を叩かれた。
「いったー!大谷なにすんねん!!」
これがいつもの光景。
「ははっ!ごめんごめん。またおしゃれにこだわって!めっちゃさむそうやんけ。風邪くなよー!俺お前おらんかったら、暇やねんらな!笑」
私はこの言葉に恋をした。
このころは小5なのに初恋だった。

ずっと胸が苦しくて毎日がキュンキュンしていた。
彼は何も気がつかずに…