「………………」 俺の横でボケーッと海を見ている俺の彼女の美海。 「何かあった?」 「んー………」 俺が問いかけても、こっちを向く気配なし。 つーか………何時間この状態でいるんだろうか…?← 「美海ー……、ここ来てもう2時間経ってんだけど…」 学校が早く終わって、そのままこの場所に来たわけだ。 とりあえずする事が全くない。 真っ青だった空も、段々オレンジ色に変わってきている。