音楽の専門学校に通って1年が経過し、一人暮らしの生活もだんだん慣れてきた。 そんなある日の出来事。 「りょー!!」 遠くから、俺の名前を呼ぶ聞き慣れた声が聞こえる。 振り向くと、大きく手を振りながら走ってくる親友の晴がいた。 「涼っ、俺新しいベース買った! ヤバいよ、今すっげぇライブしてぇ!!」 晴は高校の時からずっと同じベースを使っていた。 どうやら新しいベースに買いかえたらしい。