「美奈っ、おはよ♪どしたの?ぼーっとして…。」 「奏!おはよう」 「もう、朝からテンション低いんだからっ♪」 「奏のテンションが高いんだよ…」 「もう、そんなことないよっ!」 あたしは瀬川 美奈。 西浦高校の2年生。 あたしとおしゃべりしてる子は 相原 奏。 すっごく元気でかわいい子。 「ぁっ…!」 あたしは小さく叫んだ。 何故かっていうと、憧れの人が向こうに見えたから。