『せめて、郵便か…』


ぼそっと呟く


「何が郵便なのー?」


『げっ、姉ちゃん』


「美しいお姉さまに向かって

そんな言い方はないでしょ」




後ろを振り返るとドアにもたれかかった

姉ちゃんがいた



名前は 沙奈。


もう社会人で 
彼氏さんと同居している。




もうすぐ結婚するんだろうけど…。