そうだったああああああ!!
ばれてたんだった!!

「はわわわ」
「あのさぁ~」
「はい!!」

おもいっきし返事をしてしまったああ!
お母さん、お父さん、もう私は駄目かもしれません。

「それって、呪いみたいなものだろ?」
「ええ、そうですとも・・・って!なんで知ってるの!」
「俺も似たようなの持ってるから」
「なんですと!!」

まさかのまさか!
同士だったとは~

「お互い大変だよね~17歳の誕生日がリミットなんてさ~」
「・・・。」
「運命の人とのキスだよ?苦労するよ~」
「・・・じゃなくて」
「ん??」

「俺、不幸な呪いじゃなくて、幸福な呪い」
「・・・。」

あぁ、幸福ね~幸福・・・

「もう一回言って?」
「だから、こ・う・ふ・く!」


神様、同士だ~とか思って、ぜーんぶ語っちゃったよね?あたし・・・。
タイムミリットのこととか、キスのこととか・・・
言っちゃったよね?言ってないっけ?

「・・・幸福うううう!!!!」

言っちゃたよ!五十嵐駿の反応が「・・・。」だったもの!
どどどど、どうしよう!

「あ・・・あわわわ!」
「あのさ・・・」
「ななな・・・なんでございましょうか!」
「俺・・・」

あ!俺、ばらさないから・・・とかかな!?やっぱモテそうな男は優しいね!
良かった~不幸にならなくて~

「俺、それ興味あるから教えろ♪」
「・・・・」



こ・・・このこの・・・



「こんの俺様野郎ーーーー!」