「あー、勉強した!今日はもうこれでいいや。ありがと、政宗」

大きく伸びをしながらお礼を言う。
政宗は笑って頭を撫でた。

「ちゃんと勉強してて偉いな。あぁ、そういえば今、テストの成績どのくらいなんだ?」

政宗に聞かれて、うーん、と思い出しながら答える。

「えっと…確かこの間は総合で50番くらいじゃなかったかな」

3年の人数は全部で250人ほど。なので、深幸の成績はそう悪いほうではない。

「そうだな…なら、今度の学力テストで25番以内だったら、なんでも好きなもの買ってやるぞ」

「え、ほんと!?俄然やる気出てきたんだけど!」

何を買ってもらおうかと悩んでいると、政宗がそっと頭にキスをした。

「その代り、俺が勉強教えてやってるのに25番以内に入れなかったら、俺の言うこと、1こなんでも聞けよ?」

「げ、それは嫌かも…」

嫌そうな顔をする深幸に、嫌なら頑張って勉強しろよ、と言って、政宗は部屋を出ていった。