「…やっぱそうなのかな…」

しゅんとなる深幸。
あの女性が、小太郎さんの彼女なんじゃないかという疑問はあった。
だが、自分も誘ってお茶に連れていくなんて行為を、彼女の立場の人間がするだろうか?とも思っていた。

「今日もさ、その会った辺りに行ってみる?」

芽衣がため息まじりに言う。

「彼女であれなんであれ、気になるんでしょ?会えるかはわかんないけど、とりあえず、近くで遊んでみてさ、会えたら聞いてみたらいいんじゃない?」

その言葉に、深幸は大きく頷いた。

「でも、いいの?付き合ってもらって」

深幸が聞くと、私もその小太郎さんて人、見てみたい、と目を輝かせたので、失敗したかもしれない、と少し後悔したのだった。