たこ焼きを一つあげ、元ちゃんと岡江先生の唐揚げを食べる。



「俺はあげるて言うとらへんやろが!」



岡江先生は唐揚げ一つでムキになる。

当たり前だが…子供相手にみっともない!



「えぇやんかー。岡江先生、優しいからー」



「…褒めて許されようって魂胆かよ;;」



岡江先生は「しゃーないな」と、結局は許してくれた。

私は「ありがとー」と、頭を下げた。

悠陽も「すんません」と、岡江先生に言いながら、焼きそばを食べている。

元ちゃんの事も、お腹が満たされたら忘れてしまった。

色気より、悩み事より、食い気な私。