私は悠陽の手を引きながら、職員室へと戻った。

ソファーに座り、ぐったりする悠陽を見た岡江先生が、「最近の女はホンマに怖いな」と言う。

私は顔を引きつりながら、「そうやなー…;;」と返す。

“私の責任やねん!”と言える空気ではない。

悠陽は私を見て苦笑してる。

…優しい兄貴やなぁ(泣)

私は鼻がツーンとなるのを感じながら、冷めたたこ焼きをまた食べると、隣に元ちゃんが座った。



「俺に一つくれや!」



「……えっ!;;」



私は手に乗っかったたこ焼きを見て固まる。

残りは4つ…。



「俺の弁当の唐揚げやる」



「あげます!!」



…色気より食い気じゃー!!