米倉は由香里にも同じようにクジを手渡すと、みんなは開票した番号を言う。

ランダムに席に番号を振ってるけど…マジで!?

私は黒板に書いた座席図に名前を書いて行くと、一番後ろの窓側の席から、米倉・横山・色七となった。

私は米倉に肘打ちをして喜ぶと、「仕組んだな?」と、小声で元ちゃんが囁く。



「はい、米倉が;;」



正直に言ってしまった私に対し、米倉は「…最悪;;」と呟いた。



「あ?」



思わずキレてしまう私。

でも、元ちゃんはため息を吐いて、「早く移動しろ」と言った。

なんだかんだで許してくれるらしい。