夕方、我が家のリビングには悠陽と元ちゃんと私が呆然と座って居た。
“教師と生徒が同棲”って事より、私たちはこれからどうするか迷って居た。
元ちゃんのお母さんたちは、ちゃっかり荷物を運んで来てたんだもん。
後戻りというか、追い返す事は、もう不可能。
私は考えてても仕方ないと、「何が食べたい?」と訊く。
「「鍋やな」」
何故かハモった2人をチラッと見た後、冷蔵庫を確認しにキッチンへ。
「白菜とか野菜、買って来る」と伝えて家を出る。
エプロンのポケットに財布を入れ歩く。
―――幸せを、感じる。
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