「君達がここにいる時は使用禁止にしとくから、安心して使っていいよ!」


先生は優しく微笑みながら言う。



ありがたい話しなんだろうけど…



『そんな事して平気なんですか?』




だって、言っちゃ悪いけど保健医だし…なのにこんなことしてもいいんだろうか。



「大丈夫に決まってんだろ!」



と、舜が自信満々に答える。



『え?何で?』

「青っちは学園長の息子で次期学園長だからな!!」

『えぇ!?そうなんですか!?先生!』

「うん、まぁね」」



そうだったんだ…だから名前が一緒だったんだ!!



…ん?だから同じ目をしてるの…?



それとも全く関係ないのかな?



だけど、この人もどこかで会ったことある気がする。



…ううん!アタシの勘違いに決まってるよ!!



風の音だけが聞こえる…。



アタシを見つめる人がいるなんて…気づかなかった。