あたしは、改めてもらった鍵を見る。


「303号室か・・・。」


 それにしても、叔父さんの言葉が気になる・・・。

 森田悠ってどんな人なのかな・・・。







 気づくと303号室の前に来ていた。


 鍵穴に鍵をさすと


-ガチャ


 あ、開いた。って当たり前か・・・。


 ドアを開けると中からはテレビの音が聞こえた。


 不安が募る中、恐る恐る中へ入ると足音に気づいたのか、中にいた男子がこちらを向いた。


 そして、あたしの方を見ながら


「あんた・・・・誰・・・・・???」


 そりゃ、そうだ。初めて会ったんだ、知らなくて当然である。


「あたしは、今日から303号室で暮らすことになった桃山愛。」


 その男子はあたしの方に近づいてきた。


 その男子が近づいてわかったこと・・・コイツ・・・かなりイケメンだ・・・。


 整った顔、鼻筋がスーッと通っていて背も高い、まさに、モデル体系だ。


 きっと、コイツが森田悠だ、と勘で悟った。


 すると男子がやっと口を開いた。


「俺、森田悠。」


 やっぱりコイツは森田悠だった。


 見れば見るほどイケメンな顔・・・。