ココ・・・どこ・・・??あ、誰かの声がする・・・。


“あの・・・中村君・・・実はあたし、中村君が好きなんだ・・・。”


 あれ???告白してるのは、あたし・・・???


“ごめん、俺、ブスは嫌いなんだ。”


 振られたの???


 それに・・・ブス???


“酷いよ・・・。”


“つーかさ、お前告白の前に鏡見てこいよ!!!ブースッ!!!”


 なんてこと・・・酷い・・・。


“中村ー、そんなこと言っちゃダメでしょー。”


 え?誰??あ、仲の良かった、カナちゃんだ、良かった。助けてくれるんだね・・・。


“だって、その子自分がブスだって気づいてないんだからー♪キャハハ!!!”


 え??カナちゃん???


 あたしが、ショックで泣きそうになっていると横から


“ごめんねー。泣いちゃった??地味でブスなあーいちゃん♪”


 とカナちゃん。


“うゎっカナ最低じゃーん!!!”


 ホント、最低だよ。


“ま、ホントの事だけどね♪キャハハ!!!!!”


 酷いよ、みんな・・・。


 と思っていると中村君が耳元でこう言った。


“ブスな愛ちゃんなんて死んじゃえ”


 いや、いや、やめて、いやだよ・・・・・。


 誰か・・・助けて・・・・・。