「俺には、これぐらいしかできない。

夏梅の悲しみを救うことも、
力になることも、



何もできない無力な
弱くて
弱くて
もろい俺でごめん。


俺に何かできるかな?」









「ずっと・・・・側にいて・・・。」








力のない声だった。




「分かった。夏梅から一生離れないから」





あの甘い声で
とろけるような笑顔で

そんなこと






言わないでよ。