あたしは健也くんにもらった
ホットミルクを一口飲んだ。


「おいしい・・・」



ついでた言葉。
わざととかじゃなくて、


本当に



本当に



美味しかった。


なんでだろう??
なんか特別な味がしたんだ。


「そりゃ、自販機のだからなぁ」


「ううん!!このホットミルクは健也くんが買ってくれたからいつもより

すごく・・・

すごく・・・

美味しい」






大げさかもしれない。
だけど、
本当にしたんだ。

そう、

優しくて

あたしを包むような・・・